「桜散る我が身を次の季へ繋ぐ」

桜にカメラを向けた。写真を始めたその年の春のことだ。
どこを切り取っても誰かの焼き増しのようになり、とても悔しい気持ちになった。
自分が考えている桜というものがどこから来ているのか。
そんな事を考えながら桜と向き合い、一年後、再び春を迎えた。
そこで見つけた桜のもう一つの姿。
そこには焼き増しのようなイメージはなかった。

in the chain / 環(2010)